グーグルストリートビューで巡るローマ三部作聖地巡礼その1 ローマの噴水

はじめに

クラシックの曲には、音で風景や人物といった絵画を描くようなジャンルがあり、交響詩組曲といった名称で呼ばれている。その中に、レスピーギの作曲した交響詩、『ローマの噴水』『ローマの松』『ローマの祭』の、いわゆるローマ三部作がある。

これらの曲は20世紀の戦間期に作曲され、ローマ市の様々な名所や情景を音で描いている。レスピーギの師匠はロシアのリムスキー=コルサコフで、この人は卓越した管弦楽法で知られており、グラズノフストラヴィンスキーの師匠でもある。
ローマ三部作は、ローマを描いた曲で、何も見なくともそれなりに、解説を読めばさらに情景が浮かんでくる分かりやすい曲だが、それぞれの曲が具体的にどこの何を表しているか、Google先生の力を借りてできるだけ詳しく見ていこうと思って調べたので、その結果を記しておく。


Fontane di Roma ローマの噴水 (1916)

 

 

古代ローマでは、皇帝の務めたる市民への貢献として、多くの浴場が建設されていた。風呂のための水は、水道で運ばれた。水道の水は市民の上水道ともなり、噴水の水ともなった。西ローマ帝国が滅んだ後も、水道施設は長く使われた*1
現在も、ローマ市街には噴水が大量にある*2。ペットボトルの水は高いので、街角の噴水にわいている無料の水を飲むとよいというのは、みな知っている。
ということで、ローマ名物の噴水を、周囲の情景とともに曲にしたのが、交響詩「ローマの噴水」となる。以下に示す斜体は作曲者自身の解説、カギカッコはその日本語訳*3

*1:厳密には、14世紀に壊れ、15世紀に復活したようだ

*2:約2000基あるとされる。Wikipedia英語版では、要出典情報ながら世界一噴水の多い街とされている https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_fountains_in_Rome

*3:がんばって自力で訳した

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通称桃太郎事件の供述調書(微グロ)

(一通目)

                供 述 調 書

本 籍 岡山市北区××町○丁目△番地

住 居 岡山市北区××町○丁目△番地

職 業 無職                    (電話 086-xxx-xxxx  )

氏 名 最上 桃太郎

                   元和 ○ 年 ○ 月 ○ 日生(1○歳)

 上記の者に対する 強盗殺人 被疑事件につき、寛永○○年○月○日  岡山県警察本部本庁舎  において、本職は、あらかじめ被疑者に対し、自己の意思に反して供述をする必要がない旨を告げて取り調べたところ、任意次のとおり供述した。

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だからおとり捜査じゃねえつってんだろ(追記あり)

いや、おとり捜査なんですが。

言いたいのは、典型的なおとり捜査の問題点が理由となって無罪判決に至ったのではないでしょということです*1。以下の記事。

 

www.asahi.com

*1:ブコメにも書きましたが、ほぼ誰にも理解してもらえなかったようです

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偉大なる作曲家十選(クラシック限定)

nix in desertis:偉大なる画家十選

が面白かったので、クラシック作曲家で10選を作ってみた。ただし、作品の完成度を重視しすぎると収拾がつかなくなる、あるいは完成度の指標では比べられないので、音楽史上の重要性が主たる基準となった。結果的には完成度の高い作品を残した作曲家が並んだが。

個人的にはメシアンプーランクをねじ込みたかったが、どうやっても無理だった(当たり前)。

 

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消費税引き上げの消費抑制効果は観察されるのでは(追記あり)

www.anlyznews.com

 

いつも参考にさせていただいているブログの記事でちょっと気になる記載があった。いつもはブコメで済ませて終わるが、検討に使ったグラフを残したかったので記事を起こすことにした。

 

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砂川事件判決はどのように読まれているか

id:oktnzmさんが

「砂川判決に話を戻すと判例としての統治行為論は事案や読み手の裁量によって適用され方が異なると思われるが、実務上は1で述べたように選挙制度にも一般化された形で適用されている(20150619訂正)。よって客観的には日米安保には限定されていないのは明らかだろう。」

とおっしゃっているので*1、「客観的」の語義はさておいて、第三者にはどのように読まれているのかを確認できるようにするための、自分用のメモ。ソースは

www.tv-asahi.co.jp

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「砂川事件判決が判断した」と言えるのはどこまでか・2

前記事のid:oktnzmさんに対するコメント返し。長くなったので記事に上げます。

 

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