松井一郎さんのための予算委員会議事録メモ

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松井氏は、他野党の政府批判について聞かれると「あのー、もう無責任な立民とか、国民とか、共産とか、そういう野党の皆さんは、そう言う資格ないと思います」と断じた。「今年の1月2月、コロナ危機が迫る中で、彼らは桜と森友、そこの話ばっかりやってたわけですから」と、国会審議に危機感が感じられないと批判された件を挙げた。

という発言について、そんなわけないだろと思って議事録をあさったら、案の定そんなわけなかったので、抜粋して紹介する。

「今年の1月2月」における衆参両院の予算委員会の議事録から、衆議院は2月4日、参議院は1月31日までについて*1、政党にかかわらず、「コロナ」で検索して見つかった関連質疑について、質問事項のみを要約した*2。また、回答されていない質問は省いた。氏名の横に記載されているのは、所属政党名の略称。

 

ちなみに、厚生労働委員会の実質審議が始まったのは、衆議院は3月6日、参議院は3月10日だった。*3

 

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春節で中国から個人観光客が多く来ているが、これで万全の対策になるか

 

検査の仕組み・帰国者の追跡調査・憲法の緊急事態条項

 

  • 井野俊郎(自)

チャーター機派遣の手順

 

チャーター機搭乗前の検査・ヒトヒト感染の有無について認識はあるか

 

第201回国会 参議院 予算委員会 第1号 令和2年1月29日

*4

*5

 

  • 徳永エリ(国)

ヒトヒト感染の有無

 

  • 杉尾秀哉(立)

政府対策本部の設置・チャーター機費用の利用者負担の是非

 

  • 森ゆうこ(国)

指定感染症指定施行日の遅れ・経済的影響

 

  • 藤井基之(自)

チャーター機による帰国の見通しと前例・チャーター機到着後の対応手順・チャーター機搭乗者の選定方法・ヒトヒト感染の有無・感染症の情報交換を担当する常設機関を設置すべきではないか・オリンピック開催への影響・ワクチン開発

 

  • 三宅伸吾(自)

国際緊急援助隊の派遣に関する法律における「災害」に感染症は含まれるか

 

第201回国会 参議院 予算委員会 第2号 令和2年1月30日

*6

 

  • 山本香苗(公)

ヒトヒト感染・マスク不足・帰国者の検査拒否・風評被害

 

  • 音喜多駿(維)

台湾のWHOへの参加

 

  • 鈴木宗男(維)

指定感染症指定の施行日の遅れ

 

  • 田村智子(共)

検疫体制の強化・医療機関や保健所の体制・情報提供・ダメージが大きい産業への支援

 

 

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  • 中山泰秀(自)

感染症指定の政令施行日・チャーター機の費用負担・観光業等中小企業への経済対策・医療保険の悪用

 

  • 太田昌孝(公)

国と自治体の連携・検査方法の周知・産業への影響の調査・中国への支援

 

  • 山井和則(国)

指定感染症指定やチャーター機費用負担の決定が遅いのではないか・帰国者の一時隔離をすべきではないか・中国への支援物資の食品が返送された問題・経済的支援

 

  • 奥野総一郎(国)

ヒトヒト感染の認識・帰国者の一時隔離

 

  • 塩川鉄也(共)

病院への財政支援

 

  • 浦野靖人(維)

死者が出ている中国と日本の差・国民への情報発信

 

第201回国会 参議院 予算委員会 第3号 令和2年1月31日

*7

中西健治(自)

WHO緊急事態宣言を受けた対策強化・予防と治療の取り組み・観光業の資金繰り・予備費の活用

 

石橋通宏(立)

指定感染症類型の引き上げ・入院外来費用の負担

 

矢田わか子(国)

新感染症への指定

 

伊藤孝江(公)

検査態勢・検査の問い合わせ先・予防方法の周知・医療機関用物品の確保・いじめ対策

 

柳ヶ瀬裕文(維)

感染が疑われる者の入国拒否の立法・検査を行う要件・人工呼吸器と人工心肺の使用可能数

 

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  • 岸田文雄(自)

簡易診断キットの開発・各省庁横断的に指揮をする次官級ポストの創設・総理の強いメッセージ

 

  • 石田祝稔(公)

政府の水際対策、蔓延防止対策・一般用マスク対策・感染症に備えた体制作り

 

  • 岡本充功(国)

検査対象者の範囲・入国制限の範囲・退院の基準・クルーズ船の状況を把握できているか・一類感染症指定をすべきではないか・ベッド数は足りているか・湖北省の在留邦人の状況を把握できているか・湖北省等の滞在経験者に検査呼びかけをすべきではないか・大学受験への影響

 

  • 渡辺周(国)*8

ワクチン開発までの期間・WHOにおける日本のプレゼンス・オリンピック開催への影響・在中国日本大使館のホームページの記載*9・チャーター機に外国人を乗せることの提案

 

  • 辻元清美(立)

政策決定の記録保存

 

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  • 後藤祐一(国)

入国拒否対象の拡張・潜伏期間中の感染がありうるという認識は有しているか・クルーズ船の搭乗者に対する検査の進行状況・無症状者の下船を許すのか・船内感染の防止策・停留の法的根拠・まず新感染症に指定すべきではないか・四月以降の対策費を令和二年度予算に組入れるべきではないか

 

  • 前原誠司(国)

経済下振れリスクに対する日銀の対応・国債買入額をマイナスにしてもイールドカーブコントロールは達成できるのではないか

 

  • 笠井亮(共)

発症者の早期発見と医療体制の強化・医療体制の整っていない国に対するWHOを通じた支援

 

足立康史(維)

感染症に関する法律改正の余地・新感染症への指定・入管法上の「日本国の利益又は公安を害する行為」の該当性・法改正のための政府与党野党協議会の設置

 

 

 

*1:参議院は2月に予算委員会を開催していない。衆議院は、2月3日に辻元清美が出てきたのでもういいかと思ったが、4日に足立康史が出てきたので、せっかくだから範囲に入れた

*2:要約抜けや要約の仕方が悪いという批判は甘んじてお受けする

*3:なおそれぞれ2回ずつしか実質審議をしていない

*4:参議院の議事録は埋め込みが出来ない残念な仕様だった

*5:https://kokkai.ndl.go.jp/#/detailPDF?minId=120115261X00120200129&page=1&spkNum=0¤t=8

*6:

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120115261X00220200130&current=7

*7:

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120115261X00320200131&current=6

*8:質問側の提案により、質疑の途中で厚生労働大臣は退席した

*9:春節における来訪を歓迎する内容と同時に渡航を差し控えるよう呼びかけている内容が記載されており、粗末な仕事ではないかという指摘

人事院は絶対内閣に屈したりしない!→内閣には勝てなかったよ…

こんな即堕ち2コマみたいな品のないタイトルは付けたくなかったが、現実がそうなってるんだから仕方ない(開き直り)

 

要約:人事院が独立行政委員会として内閣に対する強い独立性を有することについて、憲法上どう説明するか長年議論されてきたけど、安倍さんのおかげで独立性がなくなったので、その必要はなくなったぜ!

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湿気がもたらす楽器への影響

外国と日本では音の聞こえ方が違うというtweetが盛り上がった。

 

[B! 音楽] 榎宮祐🎮📖🍿 on Twitter: "何度もブラジルと日本を往復してるけど、やっぱ気のせいじゃないって。日本、音がこもるよ。飛行機で耳をやられるからかなーって思ってたけど、明らかに高音も低音も伸びがない。 っていう長年の違和感、プロのミュージシャンに思い切って相談したら「それ録音の長年の課題です」言われた。マジか。"

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受験世界史の音楽史がやばい(増補あり)

※ご指摘いただいたので、説明を補充しました

 

なんとなくググっていたら以下のページを見つけた。

 

テーマ史(音楽史編)

https://masudajuku.jp/justbefore/textbook/wor01.music.pdf

 

まずはきれいにまとまっていることに敬意を表する。ただ全体的にやばみを感じたのでブクマしたところ、それなりのブクマが付いた。

 

b.hatena.ne.jp

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「音楽の母」が真にふさわしいのは誰

前記事で、「ガールズシンフォニー」にヨハン・ゼバスティアン・バッハ(以下「J.S.バッハ」)が登場したら「音楽の母」になりそうと書いた。もともと「音楽の母」だったヘンデルはどうなってしまうのか。*1

 

とはいえ、「音楽の母」ヘンデルというのは、どうやら日本だけの俗称らしい*2。いっそ別の人を音楽の母と呼んでもいいのでは。ということで、誰がふさわしいか考えてみる。

*1:LGBT的な何かからすると両親とも母でおかしくないから別にいいのだろうか。あのゲーム何でもありだからいいか

*2:英語mother of musicでもドイツ語Mutter von Musikでも、検索結果には全く引っかからない

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ガールズシンフォニーは色々と惜しい

「ガールズシンフォニー~少女交響詩~」は、DMMが放つ擬人化・女体化ブラウザゲームだ。R18版もあり、本稿はこれを前提に記載するので、苦手な方はどうぞ戻られたい。

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